ワインのエビナ

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『2019収穫情報その1☆ルー・デュモン/仲田晃司その1:2019/7/7』

1月~3月を通して氷点下になった日は1日もなく、とても温暖な冬となりました。4月になり例年の気温に戻りましたが、降雨が少し見られました。5月は雷雨が多く、気温も例年以下の涼しさとなりました。6月も前半は例年通りでしたが、6月16日から気温が一気に上昇して30度を超え、6月27日に至っては38度(体感45度!)を記録しました。今日7月7日の時点でも、30度を超える暑さが続いています。

時折雨は降りましたが基本的には乾燥した年と言えます。5月が涼しかったため、開花は例年より遅れて6月10日頃にはじまりましたが、開花時の雨や昼夜の温度差によって、今年もクリュール(花ぶるい)が多く発生し、大部分の葡萄がミルランダージュとなりました。私の契約畑がある南ボージョレでは、幸いにも霜や雹の害は本日まで発生しておりません。また、高台の斜面畑のため風が強く水捌けも良いため、ミルデューなどの病気も皆無で、葡萄はすくすくと育っております。6月末から今日まで素晴らしい天候が続き、畑は最高の状態です。

今後の天候次第ではありますが、皮の厚い、最高度に凝縮した葡萄の収穫を期待しております。最も重要な収穫直前3週間の天候が良好であれば、間違いなく近年で最高のヴィンテージになります。8月の平均気温が25度程度におさまり雨が降らなければ、2005年、2015年、2018年を凌ぐ可能性もあります。開花日から計算した収穫開始予定日は9月中旬ですが、私は9月末まで、葡萄の完熟を待つつもりです。

「ガメイは、完熟が命」ですので。

2019年7月7日 メゾン・ルー・デュモン 仲田晃司

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