8月に続いて、9月も素晴らしい天候になりました。おかげでカビも病気もなくぶどうはすくすくと育ち、雹が降った区画も乾燥して、傷んだ房は自然に地面に落ちました。
完熟して種まで茶色になった9月19日、快晴の中摘み取りを行いました。手摘み収穫時、運搬前、発酵前の3回の選果を例年にも増して徹底し、雹が当たったと思われる果実はすべて取り除きました。
そのかいもあり、潜在アルコール度数が12.5度を超す素晴らしいミレジムになりました。中には13度を超えた区画もありました。
現在は発酵が終わりかけの段階で、9月30日にプレスをする予定です。現時点でとても複雑な味わいを見せており、さらにこれから約15日間の樽熟成を行いますので、相当満足のゆく味わいになるのではないかと期待しております。時間との勝負ですが、最後まで焦らずじっくりと仕込んでいきたいと思います。
ご注文をくださいましたすべてのお客様に、心よりお礼申し上げます。
2019年9月27日 メゾン・ルー・デュモン 仲田晃司