1964年以来最大の降雨量となった冬を経て、温暖な4月が訪れました。5月は再び雨がちとなり、5月末に開花が始まりました。6月は高温多雨で、1960年以降で2003年の次に暑い6月となりました。
高台斜面にある私の契約区画は風が強く水捌けも良いため、雨によるミルデューなどの病気は皆無です。また、これまでのところ南ボージョレには雹害も霜害も発生しておりません。
私の契約畑では毎年、ミルランダージュによる小粒の凝縮したぶどうができることが多いのですが、今年も開花期の昼夜の温度差がかなり大きかったため、クリュール(花ぶるい)が多く発生し、そのためほとんどのぶどうがミルランダージュとなっております。
6月末から一転して好天が続いており、今日現在、畑は最高の状態です。今後の天候次第ではありますが、皮の厚い、最高度に凝縮したぶどうの収穫を期待しております。最も重要な収穫直前3週間の天候が良好であれば、近年で最高のヴィンテージとなり得ます。
開花日から計算した収穫開始予定日は8月末日以降ですが、私はさらに1週間程度、ぶどうの完熟を待つつもりです。「ガメイは、完熟が命」ですので。
2018年7月7日 メゾン・ルー・デュモン 仲田晃司
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