ワインのエビナ

京都御所南のワイン専門店 CAVE de EBINA のワインをほぼ毎日ご紹介!

『ボージョレ・ヌーヴォー2013収穫レポート!』

今年、当店初登場の仲田晃司氏のボージョレ・ヌーヴォー。
収穫レポートが現地より届いておりましたので、ご紹介します!

★ボージョレ・ヌーヴォー2013収穫レポート
(メゾン・ルー・デュモン醸造家、仲田晃司氏)

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■収穫前(9月上旬)
前回(7月29日付)のレポートで「最も重要な8月の天候が良好であれば、近年でも最高のヴィンテージになると思います。」と書きましたが、8月の日照時間は700時間に達し、これ以上ないほどの完璧な天候でした。9月に入ってからも本日まで快晴日が続いており、10月初頭の収穫までこの好天が続けば、本当にグレートヴィンテージとなりそうです。ぶどうは、ほとんどがミルランダージュです。
尚、私の契約区画はほとんど雹害に遭わなかったことは前回お伝えした通りです、ボージョレ全域で見ても、雹の影響を受けた畑はトータルで約100ヘクタールのみであり、生産者達の表情もとても明るいで。
収穫が完了しましたら、またご報告申し上げます。
(オリンピック開催決定、おめでとうございました!)

2013年9月9日
メゾン・ルー・デュモン 仲田晃司

■収穫後(10月上旬)

予定通り、10月7日と8日の2日間にわたって収穫を行いました。お送りした画像(本記事中掲載)は、樹齢77年の区画のものです。収穫ケースの中のぶどうは、ほとんどがミルランダージュによる小粒のぶどうであることをご確認いただけると思います(まれにポツポツとある大きなぶどうが、いわゆる通常の大きさのぶどうです)。
9月後半、特に公示日の24日頃から一転して雨がちとなり、多くの生産者が雨の中で収穫を行いました。10月に入ってからもぐずついた天候が続きましたが、2週目から好転し、収穫日は両日ともに、秋晴れの快晴に恵まれました。収穫を公示日より2週間遅らせた甲斐があり、ぶどうはほぼ理想的に完熟しました。
2005年、2009年、2012年に続き、収穫時の潜在アルコール度数は12度に達しました。(大多数の畑は11度くらいですので、かなり例外的な高さとなりました。)今年の総括として、ヴィエイユ・ヴィーニュ、ミルランダージュ、高台の良好な気候という特性が、よく発揮された年になったと思います。ワインはいろいろな意味で、2005年ヴィンテージによく似ています。濃厚で、コクのあるヌーヴォーをお届けできると思います。

2013年10月10日
メゾン・ルー・デュモン 仲田晃司


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