ワインのエビナ

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#028 V2009 Ch. Mont-Perat Blanc, Bordeaux <シャトー・モン・ペラ・ブラン、ボルドー> ¥3,800

#028 V2009 Ch. Mont-Perat Blanc, Bordeaux <シャトー・モン・ペラ・ブラン、ボルドー> ¥3,800

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生産者:Ch. Mont-Perat <シャトー・モン・ペラ>

産地:フランス、ボルドー地方

葡萄品種:60% Sauvignon Blanc <ソーヴィニヨン・ブラン>, 30% Semillon <セミヨン>, 10% Muscdelle <ミュスカデル>

格付:AOP Bordeaux

※桃の花やアーモンド、れんげの蜜のような華やかな香り。2009年産ならではの滑らかな当たりで、心地良いコクと余韻が楽しめる、柔らかな味わいの辛口白ワインです。

■シャトー・モン・ペラについて(参照:エノテカ・オンライン

※生産者であるシャトー・モン・ペラは、白ワインの銘醸地であるアントル・ドゥー・メールに位置し、1864年のガイドブックにも記載されているほど古い歴史があり、今や世界的大ヒットとなった新世代ボルドーワイン「モン・ペラ・ルージュ」を造り出しています。シャトー・モン・ペラが、現在のオーナーであるデスパーニュ家の所有となったのは、1998年のこと。デスパーニュ家はアントル・ドゥー・メールの地でワインを造って250年、10世代にわたってボルドー地域でワイン醸造の伝統を受け継いできました。1969年、ジャン・ルイ・デスパーニュ氏が初めて自分たちの手でワインの瓶詰めまでを一手に行うようになり、それ以来数多くの小さな無名シャトーを、高品質なワインを造り出す優良シャトーに育て上げています。

※現在は、ジャン・ルイ氏の三人の子供たちが共同経営を行っているデスパーニュ家ですが、そのワインビジネスは、他の生産者には真似できない独自のスタイル。 あまり名声の高くない地域の優良な畑を探し出し、そこに最良のワイン造りを施して高品質のワインを造り出すというものです。現オーナーであるティボー氏曰く、「既に名声のあるエリアに投資するつもりはまったくない。潜在能力はあっても、それが生かされていない畑を見つけて購入する。」とのこと。潜在能力のある畑を探し出し、250年間の伝統の中で培ってきたワイン栽培とワイン造りのノウハウを生かして、最大限の魅力を引き出していくのです。「愛するアントル・ドゥー・メールで素晴らしいワインが出来るということを証明していきたい」というティボー氏の言葉の通り、「モン・ペラ」がその役目を果たすこととなりました。

※「モン・ペラ」の品質を語る上で、デスパーニュ家の伝統と共に欠かすことが出来ないのは、ミッシェル・ロラン氏の存在。ミッシェル・ロラン氏は「ル・パン」や「シャトー・クリネ」など右岸のシンデレラワインを生みだし、「Mr.メルロ」と称される天才醸造家です。 1998年に所有と平行してミッシェル・ロラン氏の指導の下、栽培はリュット・レゾネ(必要に応じて最小限の範囲・手法で処置を施す減農薬農法)、 平均樹齢30年以上のブドウ樹から6~8房という低収量、さらに醸造設備の整備など、優れたワインを造るための数々の努力を 重ねた結果、ワイン専門誌で高い評価を得ような現在の水準にまで到達しました。高いコスト・パフォーマンスを誇るモン・ペラは、250年のデスパーニュ家の優れたワインビジネスと、ミッシェル・ロラン氏の天才的なコンサルティングとの下に誕生したのです。